こんにちは。築40年以上の中古マンションをフルリノベーションして、 2人の息子と猫1匹と暮らすリフォーム・リノベデザイナーのaikoです。
先日、設計デザイン・インテリアコーディネートのお手伝いをさせていただいたマンションリノベーション@東京都港区高輪が完成し、お引き渡しをさせていただきました。
各所のbefore&after写真をご覧いただきながら、リノベーションのポイントをお伝えできればと思います。
・子供部屋3つ+寝室
・ファミクロと大きめの玄関収納
・家事動線がよい水廻り
・キッチン近くにワークスペース
・小上がり和室(吊り収納)
・本棚・ダイニングテーブル6人掛け
洗面化粧台を廊下側に移設したことで、幅150cmの広々としたスペースが確保され、使いやすさが大幅に向上しました。
洗面カウンターには、アイカ工業のスタイリッシュカウンターを採用し、壁出しの水栓(SANEI)を組み合わせました。
サンワカンパニー製の幅120cmの三面鏡+照明付きの拡大鏡は、実用性も抜群です。
廊下に設置された洗面台は、帰宅時の手洗いやお客様が訪れた際にとても便利です◎
グレーのタイルと内装材が、デザインの美しさを一層引き立てています。
洗面化粧台を移動したことで、新しい脱衣室は広々としたランドリースペースに生まれ変わりました。
カウンター式の作業台は、洗濯物を畳んだり、干す際の一時置き場として大活躍します!
ユニットバスをサイズダウンし配置を変えたことで、可動棚スペースができて、収納力も大幅にアップ◎
脱衣室の出入口を片開き戸から片引き戸に変更し、スペースをさらに有効活用できるようになりました。
扉を開けたままにしておけば、換気も問題ありません。
L字に曲がっていた廊下を、リビングの入り口から一直線にすることで、廊下に洗面台を配置するスペースと玄関ホールに収納スペースを設けることができました。
廊下の収納をなくし、その分、玄関正面に奥行きのある収納庫を設置して、季節の家電やストック品を収納できるスペースを作りました。
廊下が整ったことで、空間がスッキリとし、奥に見えるリビングへの期待感がさらに高まります。
玄関土間と玄関ホールの床材には、同じ大判タイルを使用しました。
これにより、空間に一体感が生まれ、広々としたダイナミックな印象を与えます。
タイルの質感と色合いが調和し、洗練された雰囲気が漂います。
さらに、掃除もしやすく、実用性も兼ね備えているのもGood!!
縦長の洋室があった場所に、新しい洋室と収納スペースを設けました。
お子さまのお部屋はベッドとデスクを置くのにちょうど良い広さにサイズダウンし、広すぎず狭すぎない快適な空間にしました。
その結果、手前に家族共有の本棚兼収納スペースも確保でき、収納力もUP◎
洋室内は木目のフローリングを使用し、温かみのある空間に仕上げました。
洋室1とキッチンの間にあったもう一つの洋室も縦長で、大きさの割に使いづらい間取りでした。
この場所にしっかりとしたウォークインクローゼットと小さめの洋室を作るか、最後までお施主さまと迷いました。
最終的には、廊下側のスペースを数年間は納戸として利用し、将来的に個室が必要になった際に用途を変更できるフレキシブルな間取りを選択しました。
キッチンへのスムーズな移動が可能な回遊動線は、家族の成長に合わせて活躍してくれそうです^^
オークの突板で仕上げた建具やウィリアム・モリスの壁紙が素敵です◎
壁に囲まれた独立キッチンを、開放感溢れるオープンなⅡ型キッチンへと生まれ変わらせました。
吊り戸棚を残しながらも、上部に間接照明を取り付けることで、空間に広がりを持たせ、スタイリッシュな雰囲気を演出しています。
ステンレス製の天板はお手入れが簡単で、海外製の幅60センチの食洗機が忙しい毎日の家事をしっかりサポート。
清潔感と機能性を兼ね備えたキッチンです◎
廊下から続く大判タイルは、掃除がしやすく、キッチンの面材と美しく調和しており、空間全体にダイナミックな印象を与えます。
Ⅱ型キッチンには、一枚板の横並びダイニングテーブルを配置しました。
製材所で無垢板から丁寧に加工されたブラックチェリーの一枚板は、6人がゆったり座れる大迫力のテーブルです。
朝日ウッドテック製の床材(ブラックチェリー柄)との相性も抜群で、その広がりが一層感じられます。
キッチンの面材、床材、壁材にグレー色を配色することで、木質とのバランスが良く、デザイン性と温かみが絶妙に調和しています。
廊下のラインを一直線に整えることで、トイレスペースに奥行きができました。
その結果、トイレの裏側に隠し収納を設けることができ、トイレットペーパーなどの日用品をすっきりと片付けられるようになりました。
間接照明を配置することで、スッキリとした落ち着いた空間を演出しています。
ダイニングテーブルをキッチンと横並びに配置することで、リビングスペースを明確にゾーニングしました。
折り上げ天井の凸凹を整え、間接照明を配置することで、天井を優しく照らし、空間に広がりを持たせました◎
高さと距離のある壁面にはエイジング塗装を施し、アクセントを加えることで単調さを防ぎます。
壁面を照らす間接照明が、さらに動きを生み出しています。
家族がそれぞれのお気に入りの場所で過ごす様子が目に浮かびます^^
洋室側から利用できたウォークインクローゼットを取り払い、キッチン横にワークスペースを設けました。
ダイニングテーブル用の無垢の一枚板をカットした際にできた端材を活用し、重厚感のあるカウンターテーブルを配置しました。
家事の合間に書き物をしたり、お子様の学習をサポートするのに最適です。
奥の扉は洋室への入り口にもなっています。
改装前はリビングの奥に広々とした洋室がありましたが、この広さがリビングダイニングの広がりを妨げていました。
そこで、必要な部屋数を確保しつつ、このスペースを小さめの和室にし、寝室兼フリースペースとして活用することをご提案しました。
和室には、布団2枚が敷けるスペースを確保し、腰掛けられる段差と間接照明を取り入れました。
これにより、広がりと機能性を持たせ、温かみのある空間を演出しています。
手前に設置した本棚の高さや造作梁との取り合いも細かく考慮し、奥行きとスッキリとした印象を大切にしました。
和の雰囲気を感じさせるこの空間は、家族がリラックスして過ごせる特別な場所になってほしいです^^
もともと住んでいなかった中古マンションのリノベーションのため、間取りを確定するまでは多くの試行錯誤がありました。
Tさまがすでにお持ちの家具やこれからの暮らし方、リノベーション後の使い勝手を考えながら決めていくことは、楽しくもあり、苦労する部分でもありました。
Tさまご家族の暮らしがより豊かになり、家で過ごす毎日が楽しく、前向きな気持ちで満たされることを心から願っています。
そして、細部にわたるまでこだわり抜いた工事を進めてくださったグレイ美術の皆様、監督さんや職人さんに感謝の気持ちをお伝えしたいです。
いつ現場に足を運んでも、きちんと整理整頓され、隅々まで掃除が行き届いており、東京での大きなプロジェクトを安心してお任せすることができました。
本当にありがとうございました。
Designer Aruhome aiko
Building contractor 株式会社グレイ美術
Aruhomeでは「そこに住む人の思い」を大切に考え、あなたの生活を豊かにするお手伝いをさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
リフォーム・リノベーションをお考えの方の参考になれば嬉しいです。
Aruhome aiko
【お問い合わせ先】
公式LINEやコンタクトからお気軽にお問い合わせください^^
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