こんにちは。2人の息子と猫1匹と暮らすリフォーム・リノベデザイナーの ai (@aru.home_ai)です。
自宅のリノベーションを通じて、照明計画やスイッチ・コンセントの配置が間取りと同じくらい重要だということに改めて気づきました。
リフォームやリノベーションの進行中は、内装材や設備機器の選択など、決めるべきことが山積みです。
その中で、商材や建材を選んでいく作業は、想像以上に時間がかかります。それが原因で、照明計画やスイッチ・コンセント計画に充分な時間を割きにくくなることもあります。
ですが、リノベーション後に新しい生活をスタートしてみると、照明計画やスイッチ・コンセント計画に時間をしっかりと割いて良かったと実感しています。
この記事では、わが家での体験を例に、照明とスイッチ・コンセントの計画におけるポイントをご紹介します。
照明計画のポイント
- どの部屋でどういう風に過ごしたいかを想像する(時間帯も考える)
- 家電系の電源コンセント(新しい生活に必要な家電を想定する)
- 充電ステーションを計画(携帯電話、タブレット、ロボット掃除機、電動自転車など)
- TV(置き型か壁掛けか)、インターネット計画(モデムの位置など)
- 照明器具はインテリアのようにこだわって選ぶ
どの部屋でどういう風に過ごしたいかを想像する(時間帯も考える)
わたしは、自宅で仕事をすることもありますし、日中は仕事に出かけていることもあります。週の半分は、日中は、自宅にいないことになります。当然、子どもたちも学校です。
家で過ごす時間は、主に夜のリビングダイニングで過ごすことが多くなるので、できるだけゆっくりとリラックスをして過ごしたいと思いました。
まとめると、リビングダイニングで夜はゆっくりと、照明は抑え目にして、リラックして過ごしたい、時間帯は、子どもたちが寝静まった、9時半から11時ごろになります。
直接的なあかりではなく、間接照明で、光の強弱を操作できる調光タイプを各所に採用することにしました。
ダウンライトの直径サイズ(75mm)とグレアレス(目には優しい高性能の照明)を選びました。
DAIKOさんのDDL-4754YMGを採用し、光の眩しさを感じづらく、空間の適正照度を発生させながらダウンライトの存在感を消しています。
DAIKOさんの大阪ショールームにも足を運び、照明のアドバイザーさんに相談しながら慎重に器具を選びました。
ダイニングのルーバーの間に設置したダクトレールを採用しています。スポットライトは同じく調光ができて、眩しさを軽減したグレアレスタイプになります。
和室は寝室として利用しており、床下に間接照明を仕込みました。乳白色のアクリル板を設置して、やわらかい光を演出しています。
子ども部屋は、部屋の広さにあわせて小ぶりのシーリングライトにしています。
家電系の電源コンセント(新しい生活に必要な家電を想定する)
リノベーション後の間取りを想定した電源コンセントの数や位置も大切です。わが家では、とくに家電系の電源コンセントを、慎重に計画しました。
今のところリノべ後の生活ではストレスなく家電を使うことができています。
「コンセントの数なんて延長タップを使って増やせばいいので、とりあえず1箇所あればなんとかなるのでは」と思われるかもしれませんが、
リフォーム・リノベーション後の後悔ポイントには、必ずコンセントの位置と数をもう少し考えておけばよかったとお聞きします。
平面図では、想像しづらいかと思うのですが、今の暮らしで不便に思っていること、新生活では、あのオシャレ家電を使ってみたい!
という想像力をはたらかせてほしいです。
迷ったら、リノベ会社の担当者に相談しながら、試行錯誤を重ねることをオススメします。
大規模なリノベーションでなくても、電源コンセントの移設や新設は、条件さえクリアできれば可能なんです。
諦めず、担当者と打ち合わせをしてみてください!
こちらの記事も参考になると思います。
-
築40年の中古マンション購入+リノベーション𓅩自邸リノベ編 Vol.07
2022/1/31
自邸マンションの、大工造作、電気工事が進んでいます٩( ᐛ )و 進行中の写真をUPしつつ、リノベーションを検討中の方にむけて、よくお伺いする質問にお答えしたいと思います。 同じような疑問を持たれてい ...
充電ステーションを計画(携帯電話、タブレット、ロボット掃除機、電動自転車など)
携帯電話やロボット掃除機、電動自転車の充電場所をどうするか?
とくに携帯電話の充電場所は、リビングダイニング、ベッド廻りなど、家族の中でも要望が異なりますよね。
携帯電話は、生活にきっても切り離せないものになりつつあります。充電作業は、毎日のルーティーンですので、わが家でも、充電場所にはかなりこだわりました。
寝室として使っている和室のベッドサイド
対面キッチンの天板とダイニングテーブルの間
ワークスペースのデスク上
当初は、ロボット掃除機も購入する予定ではありませんが、将来、購入をした場合を想定し、パントリーにもコンセントの設置をしました。
もちろん、コンセントやスイッチの数を増やせば、工事費用が高くなりますし、小さなお子様がいれば安全の問題もあります。
間取りと同じぐらい照明・電気計画が大事だと念頭におき、リノベ会社の担当と中身の詰まったお打ち合わせができれば、理想の生活に近づくと思います!
TV(置き型か壁掛けか)、インターネット計画(モデムの位置など)
TV廻りのリフォーム・リノベーションは、選択肢も多く、せっかくリノベーションをしても、置き型のTV台だとインテリアとまとまっていなかったり、スッキリ感が出なかったりすることがありますので、とくに注意が必要です。
自邸リノベでは、TVは壁掛けにしました。Nintendo SwitchやDVDレコーダーの収納場所にもかなりこだわりました。
こちらの記事にまとめていますのでどうぞ。
-
自邸リノベやってよかったこと𓅩スッキリ見える壁掛けTVを紹介!
2022/7/16
わたしが『自邸リノベでやってよかったなぁ』と思うことをご紹介していきたいと思います。 リフォームやリノベをお考えの方の参考になればうれしいです! やってよかったことは、スッキリ見える壁掛けTVです。 ...
日々、お客様のリノベの間取りを考えている中で、お客様が求めるネット環境についてもプランに反映することを心がけています。
今お使いのネット環境は、J-COMなどのケーブルTV回線経由か、NTT系の光回線か、リノベ後のモデム置き場はどうしたいか?などをプランに反映する必要があります。
間取りや、部屋の形によっては、Wi-Fiの電波が各部屋まで届かずに、中継器などを設置する必要があったりします。
テレワークやオンラインゲームなどのために、安定したネット環境を求めて、有線LANを各部屋に配置する方も増えてきました。
家で過ごす時間が増えている昨今では、ネット環境の充実は、重要性が増している印象です。
リノベを機会に、家族で話し合い、快適なネット環境の整備を、ぜひ検討してほしいと思っています。
わが家では、シューズクロークにモデムを置いています。
照明器具はインテリアのようにこだわって選ぶ
さいごに、照明器具は、インテリアのようにこだわって選ぶことをオススメしたいと思います。
リノベーション後のお住まいのインテリアに統一感を出すために、家具や家電を買い替えされる方はたくさんいらっしゃいます。
一方、照明器具については、とりあえず、今のお住まいで使っている照明器具を再利用をする方が、とても多い印象です。
本来の照明という機能性だけを考えれば、今までのシーリング照明であってもまったく問題がないんです。
それぞれの生活スタイルがあり、作業しやすく明るい光が必要な方もいらっしゃれば、フロアライトだけで十分という方もいらっしゃいます。
照明器具選びにおいても「どの部屋でどういう風に過ごしたいかを想像する(時間帯も考える)」これが一番のポイントになるんです。
限りある予算の中で、リビングの顔であるソファーやダイニングテーブルをこだわりたいのは、私も同じでした。
自邸リノベを通して、あらためて、照明計画の難しさと大切さを感じれましたし、ショールームにも脚を運び、プロの照明アドバイザーさんと打ち合わせして本当によかったと思っています。
インテリア(英: interior)とは、英語で内面を意味で、転じて、日本語で室内装飾品という意味であり、部屋や乗り物の室内の装飾やそれに付随する照明、装飾家具を表す。
(Wikipedia)
あらためてインテリアの定義を調べてみると、しっかりと照明と記載されていました。ぜひ、照明選びも家具と同様に楽しみながらお打ち合わせを進めてほしいと思います!
リフォーム・リノベーションをお考えのかたになにかヒントになればうれしいです。
_ _ _ _ _ _ _ _ _𓅩
最後まで読んで頂きありがとうございます。