こんにちは、 ai (@aru.home_ai)です。
今日は、リフォーム、リノベーションをお考えの方にコストダウンについて書いてみようと思います。
日々、たくさんのお客様とお会いしてリフォーム・リノベーションのお手伝いをしているデザイナーの立場から、なにかヒントになるようなことをお伝えできればうれしいなと思っています。
- 設備機器・内装のグレードの見直し
- リフォーム・リノベーション範囲の再検討
- 施主さま支給
キーワードは以上の3つです。
とにかくやりたいことを詰め込めば、理想的なリノベーションが実現できるというわけではないと思っています。
ご要望を聞きながら、理想の間取りを考え、予算を踏まえながらプラン作成していくことが大切です。
だれもが、理想のリノベーションを実施するために予算を決めていますが、もちろん予算を超えてしまうこともあります。
では、予算オーバーしてしまったときに、わたしたちが、まず何をお施主さまにお伝えするかについて、話していきたいと思います。
設備機器・内装のグレードの見直し
まず、いちばんわかりやすいコストを抑える方法は、「設備機器・内装のグレードの見直し」です。
一生に一度あるかないかのリフォームです。
水回り設備は、使いやすく機能的で、おしゃれなものを選びたいですよね。
床材は無垢もいいかな。アクセントにタイルを貼って。。。
理想の家がどんどん出来上がっていきますので、ワクワクしますよね。
水回り機器や内装材のショールームに足を運んだ方はわかると思いますが、さまざまな機器や内装材がならぶ中、一番目立つ場所には、最上位グレードの設備機器が展示されています。素敵。。。
ショールームの設計として、見栄えのする高級グレードゾーンの商品を目立つ場所に展示していることがほとんどです。
結果的についつい金額が上がってしまいます。
そんなとき、わたしは、その機能本当に必要かな?もう少し下のグレードでも十分なんじゃないかな?と思いながら、再提案するようにします。
せっかく選んだ機器のグレードを落とすことは、誰もがしたくないですよね。
でも本当にその機能が必要なのかなぁと考えたり、別のもので代用できなかなぁと、代替え案を出しながら、諦めずにお打ち合わせさせていただくと、お施主さまにとって、必要なものが見てくると思っています。
リフォーム・リノベーション範囲の再検討
コストダウンの方法の2つ目は、リフォーム・リノベーション範囲の再検討です。
リノベーションをお考えの方は、スケルトンリフォームをご希望される方も多く、新築のように何もかもを新しくしたいですよね。
ただ、予算が限られている場合どうするか?
まず考えるのが、この一部屋をさわらずにそのままにできないか。
間取り変更はせず、壁や天井は現状を残せないか。
いっそのこと今回のリノベでは、この部分をいっさい触らずにできないか。
こんな感じで考えています。
そう伝えると、多くのお客様がびっくりされた顔をされます。
そんなことできるんですか?
意外に多いのが、リノベーションの場合、全てを一度、撤去してしまって、スケルトン状態にしなかればいけないと思ってるかたです。会社さんにもよりますが、実際はそうではありません。
例えば、一部屋を残すということはそれに付随する壁や天井を作っている間仕切りや天井材を壊さずに再利用できますので、解体費用や造作費用をかなり抑えることができるのです。これはかなりのコストダウンにつながります。
もちろん新たな間取りに制約ができますし、なんとなく残念な気持ちになってしまうかもしれませんが、生活の中心であるリビングや、キッチン周りの間取りを工夫しながら理想の間取りに近づけるのがわたしたちの仕事だと思っています。
施主さま支給
さいごに、施主さま支給について話したいと思います。
通常、リフォーム会社やリノベーション会社のお見積書には、材料費と工事費を含めた金額が記載されています。
例えばキッチンであれば、システムキッチンの本体代○○万円、施工費〇〇万円のような記載をされているのが、ほとんどではないでしょうか。
もちろんこの金額の中には、リフォーム会社やリノベーション会社の儲け(販売価格から仕入れ値を引いた額)が含まれています。
今は、インターネットなどを使って、簡単に買い物ができる時代です。実は住宅設備機器や内装材・照明器具などありとあらゆる商品を購入することができます。さらに価格は安いことがほとんどです。
もし、注文できる何もかもを、自分たちでネット注文して、施工だけお願いできれば、「かなりのコストダウンになるなぁ」と思われますよね。
実際にそうなんです。
SNSやオンラインサイトが充実しているおかげで、いろいろな情報が簡単にてに入ります。
お施主さま支給は、会社さんによってはNGの場合もありますし、OKにしている会社さんでも、一部の商品に限るとしているケースもあります。
少し想像してみてほしいのですが、基礎工事以外のありとあらゆる商品を発注して納品の日付を伝えて、場合によっては受け取りをしないといけないかもしれません。もし初期不良や納品時に傷などがあれば、自分で返品したりもしなければいけません。
施工店は、お施主さまに支給してしていただいた商品の儲けはないということになります。
もちろん快く施主さま支給を受け入れていただける会社さんもあるかと思いますが、担当者とよく相談しながら、気持ちよくリノベーション工事を進めることが、大切かなと思います。
リノベーションでとにかく大切なのは、施工店や担当者を協力しながら理想の家を作り上げていくことだと、思っています。
さいごに
予算を充分かけて、全て理想通りの間取りや設備機器をプランできる人は、ごく一部の方です。
ほとんどの方が予算があり、その中でいかに魅力的なリノベーションを実施できるかを考えいきます。
わたしたちは、理想の間取りを作り、新しい暮らしを応援したいと思いながら、日々取り組んでいます。妥協ではなく、最善の選択として納得の行くまで一緒に考えて、これからの暮らしを応援する。
これが私たちちの使命というか理想なんですよね。
かけたコスト以上に間取りの工夫で、少しでもたくさんのお施主さまに満足してもらえるように、がんばります٩( ᐛ )و
リフォームをお考えのかたになにかヒントになればうれしいです。
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