中古マンションリフォーム工事には近隣同意書が必要!?拒否されることはあるのか?

こんにちは。2人の息子と猫1匹と暮らすリフォーム・リノベデザイナーの ai (@aru.home_ai)です。

こんにちは!今日は、マンションのリフォームやリノベーションを考えている方にとってとても大切な、近隣同意書についてお話ししたいと思います。

分譲マンションにお住まいのみなさんはご存知かもしれませんね、マンションには「管理規約」というルールブックがあります。

これは、住んでいるみんなで守るべき規則のことです。

もし過去にマンションでリノベーションやリフォーム工事をされたことがある方は、このことがよくわかると思います。

工事を始める前に「リフォーム工事申請書」を提出し、管理組合、つまり理事長からの許可を得てから工事に取り掛かりますよね。

この手続きは、スムーズに工事を進めるためだけでなく、近隣の方々との良好な関係を保つためにも必要なんです。

今日はそんな近隣同意書がどんな役割を果たすのか、さらに詳しくお伝えしますね!

管理規約には、特に注意して確認すべき制約内容がいくつかあります。

リフォームやリノベーションを計画する際には、これらの点をしっかりと把握しておくことが大切です。

管理規約を見落とすと、後で思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もありますので、事前にきちんとチェックしましょう。

  • 工事を実施できる日や時間について(例:9:00〜17:00 日・祝除く)
  • フローリングを張り替える場合の防音性能について(例:L-45以上)
  • 工事を実施するにあたり、隣接住民から許可(近隣同意書)が必要かどうか

共同住宅でのリフォームやリノベーションは、近隣住民への配慮と制約の遵守が前提となります。

多くのマンションでは、日曜や祝日に工事を行うことを禁止しており、中には土曜日も工事が禁止されている厳しい規約のマンションも増えています。

これは、居住者の休日を静かに過ごせるようにするためです。

さらに、近隣トラブルを避けるためには、階下の住民だけでなく、隣接する4軒や斜め上下を含む合計8軒の住民からの同意書が必要とされることも多くなっています。

この同意書は単なる工事の通知だけでなく、工事の詳細を説明した上での署名や捺印が求められます。

リフォーム工事を始めるには、申請書とともに近隣住民の同意書も必要で、これがないと工事の開始が遅れ、結果として希望する竣工日に影響が出ることがあります。

多くの場合、工事の内容をきちんと説明すれば、同意を得ることができますが、稀に署名を拒否する方もいます。

ほとんどの方は、丁寧に説明すれば理解して同意してくれますが、中には署名をためらう方もいらっしゃいます。将来自分がリフォームをするときにも同じように協力を求めることになるかもしれませんので、お互い様の精神で協力し合えるといいですね。

さらに、私たちも時々困ってしまうのが、ご近所さまからのこんなお願いです。

うちには受験生がいるので、静かにしてほしい」とか、「夜勤明けで休みたいので、何とかしてくれませんか?」という声があります。

最近では、「在宅勤務中でリモート会議があるため、できればこの時間帯は工事をストップしてほしい」というリクエストも増えています。

こうしたご要望には、できる限り柔軟に対応しようと努力していますが、工事の進行とのバランスを取るのが、正直なところ難しい場面もあります。

それでも、みなさんが快適に過ごせるよう、お互いに配慮しながら進めることが大切だと思っています。

ご近所さまからの事情には心から共感しており、工事中はできるだけ配慮を心がけています。

しかしながら、すべてのご要望に応じていると、工事が計画通りに進まないこともあり、これがとても悩ましいところです。

何より、工事の遅れはお施主さまにご迷惑や余計な負担をかけてしまうことになりかねません。

そのため、皆さまのご要望に耳を傾けつつも、工事の進行とのバランスを取ることが非常に重要でなんです。

最近、共同住宅の生活音に関する騒音トラブルが増えているように感じます。

そんな中、リフォームやリノベーションをスムーズに進めるためには、近隣の方々の同意を得ることが必要です。

これを担うのは通常、リフォーム業者が説明と挨拶を兼ねて行うことが多いですね。

近年のコロナの影響や、共働きでお留守がちなご家庭も増えているため、お施主さまと協力して分担して訪問することもあります。

どうしてもお会いできない場合は、署名をお願いする旨を書いた挨拶文をお渡ししたりと、さまざまな方法でご協力をお願いしています。

特に、遠方から中古住宅を購入してお引っ越しをされる方々にとっては、現地に同行することがなかなか難しいこともありますよね。

ですが、情報をしっかり共有しながら一緒に解決策を探すことで、ご協力いただければ本当に心強いです。

隣同意書が必要ないケースもありますし、戸建てのリノベーションでは制約もありませんが、工事に伴う資材の搬入や騒音はどうしても近隣の方々にご迷惑をおかけすることになります。

これからも長くお住まいになるお施主さまのためにも、近隣の方々との良好な関係を築くことが、快適な住環境作りには欠かせません。

リノベーションやリフォームは、リノベ会社とお施主さまの素敵な共同プロジェクト。関係者と良い関係を築き、プロジエクト成功に向けて、一緒に頑張って行きたいとおもいます!٩( ᐛ )و”

リフォームをお考えのかたになにかヒントになればうれしいです。

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最後まで読んで頂きありがとうございます。

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