こんにちは。2人の息子と猫1匹と暮らすリフォームデザイナーの ai (@aru.home_ai)です。
リフォームやリノベーションの検討をしはじめた方が持たれる疑問は、
『リノベを検討しているけど、たくさんある会社の中でどこに依頼すればいいの??』
だと思います。
リフォーム雑誌やネットの情報を見ると、たくさんのリフォーム・リノベーション会社が掲載されてまよね。
記事には、複数の会社を比較検討(相見積もり)して決めるべきと必ず書いてあります。
そもそも、その比較すべき複数の会社はどうやって選べばいいでしょうか?
最近はインターネット上でリフォーム会社を紹介してお客様とマッチングさせる紹介サイトも充実しています。
例えば、リクルートが100%出資している、ホームプロという紹介サイトや、地元の優良会社が見つかるハピスムなどもおすすめです!
リフォームやリノベーションの規模や予算を登録すると複数の企業からアプローチがあります。その中から、自分で良さそうな何社かを選び、実際に現地調査・見積の依頼ができます。
登録している会社は審査を通った会社なので安心感もあり、オススメですよ^_^。
とはいえ、ある程度の基準がないと、自分にあった会社を絞り込むのが大変だと思います。
そこで、リフォーム・リノベーション会社の特徴をざっくりと5つのタイプ別に分けてみました。
①大企業系列 子会社・関連会社リフォーム・リノベ会社
住友不動産・野村不動産・三井不動産などの新築マンションの開発を手がけるデベロッパーと呼ばれている言わずと知れた大企業です。
その大企業の系列会社、関連会社のリフォーム・リノベーション会社がこれにあたります。
マンションや一戸建ての新築がメインという印象がありますが、最近の新築戸数の減少を受けて、グループをあげてリフォームやリノベーションにかなり力を入れている印象です。
上記のような会社はTVCMでもよく目にしますし、会社名に◯◯◯◯リフォームという企業名が入っているだけで安心感がありますよね。
リフォーム・リノベーション会社の中には、数名程度の社員数で行っている会社もあります。
大企業系列の子会社・関連会社リフォーム・リノベ会社においては、社員数も多く、工事中や工事後の数年経って倒産していた、という可能性も低そうですよね。
実際のところ、設備や資材の、大量一括仕入れができるスケールメリットもあります。
新築マンションなどの洗練された画一的なデザインを得意としている印象ではありますが、最近は、安心感と長期保証をうたった、部分リフォームやパッケージ化されたスケルトンリノベーションも積極的に展開しています。
雑誌でみかけるようなビンテージ風リノベや天井躯体のむき出しにしたインダストリアルデザインなどのような、個性的なリフォーム・リノベーションにどこまで対応してもらえるかは、担当者や会社の方針によるところも大きいですが、新築マンションのような綺麗めのインテリアテイストがお好みで、同時に安心して倒産の可能性の少ない会社にお願いしたいと思われる方には、おすすめな選択肢かなぁと思います。
②不動産会社(不動産仲介会社)が行うリフォーム・リノベ事業部
中古物件の仲介や再販を手がける不動産仲介会社の中には、仲介したお客様向けに、リフォームやリノベ事業を手がける企業があります。
中古マンションを買ってリノベーションをしたいと思いたった時に、まず、とりかかるのは、物件探しです。
建物の立地や築年数、学区や治安など、優先順位を考えながら、リノベーションに適した物件が見つからないと、リノベーション工事は、はじまりません。
わたしも経験してわかったのですが、中古物件探しは、かなりの労力と時間がかかり、思うような物件が見つからないのです。
さらにリノベ工事を実施する前提の手がつけられていない物件(リフォーム済ではな物件)を見つけるのもほんとうに難しくなってきている印象です。
そのあたりの体験談をこちらにまとめてます。
不動産仲介会社は、不動産の中古販売が本業ですので、物件探しや住宅ローンなどの融資のサポートは、もちろん得意としています。
ひと昔前は、不動産仲介の手数料が主な収入源であり、リフォームやリノベ(当時はリノベーションという言葉もなかった)には、消極的で、お客様ご自身で業者を探してくださいというスタンスだったように記憶しています。
最近は、ワンストップリノベという言葉があります。
中古物件購入サポート+リノベーションというワンストップサービスが広まり、リノベーション工事を前提とした物件探しをサポートする会社も増えてきています。
リノベーションで得られる利益も確実に見込めるため、集客のひとつとして、個性的なインテリアのテイストを特徴とする会社も増えてきています。
少し注意が必要なのは、不動産の中古販売が本業でリノベ部門を抱えている会社か、リフォーム・リノベ会社を本業として、不動産仲介部門を抱えている会社かです。
つまり成り立ちというかどちらが本業かを見極める必要があると思っています。
一長一短あって、前者は、本業の不動産仲介のノウハウは豊富にありますが、制約の多い中古マンションなどのリフォーム・リノベーションには慣れていないことも多く、思ったようなリノベーションにならず、トラブルの原因になることもあります。
後者は、その逆で、リフォーム・リノベのノウハウは豊富ですが、中古物件の情報や中古物件売買に伴う様々な業務やトラブルに慣れていないこともあります。
どちらが良い悪いということではないのですが、物件探しに力をいれて妥協したくないのであれば、中古物件の仲介に強い会社を選ぶのもひとつですし、自分たちの好みのインテリアテイストが反映されたリノベーション工事を実現してくれそうな施工実績を多くもつ会社を選ぶのもありだと思います。
③リフォーム・リノベーション専門会社
いわゆるリフォーム・リノベーション専門会社と呼ばれている会社で、規模も数名程度から全国展開している数百名規模の会社まであります。
成り立ちはさまざまで、職人が数名集まって立ち上げた会社や、インテリアショップや家具製造の会社から派生した会社、設計士1名で起業した会社などさまざまです。
リフォーム・リノベーション専門会社に依頼する最大のメリットは、自分の好みにあった、個性的なリフォーム・リノベーション会社を見つけられることだと思います。
中古物件購入+リノベーションをお考えのかたが、注意しなければいけないのは、リフォーム・リノベーションの専門会社は、中古物件の仲介業務を基本的には行っていません。
さきほど、説明した中古物件購入サポート+リノベーションというワンストップサービスを希望する場合は、まずは、中古物件の仲介業務実績のある会社を探すことからスタートしてみてください。
とはいえ、数あるリフォーム・リノベーション会社の中から好みにあう会社を見つけるのは、一苦労ですし、会社選びはとても大事ですよね。
おススメめは、完成見学会や相談会に積極的に参加することだと思います。
-
相性のいいリフォーム・リノベーション会社のみつけかた
2021/9/17
きょうは、「相性のいいリフォーム・リノベーション会社のみつけかた」についてお話したいと思います。 リフォーム会社を探されてる方はきっとこう思われているとおもいます。 そうなんです。世の中には、たくさん ...
会社の雰囲気、担当者の雰囲気などがわかりますし、あわないなぁと思えば、また別の会社を探すこともできます。
④設計事務所
設計事務所の印象は、戸建ての注文住宅や公共施設などをデザイン・設計していて、すごく敷居が高いイメージですよね^^;
既存住宅を利用したリフォーム・リノベーションと結びつかず、建築雑誌でたまに目にするのは、かなり独特なデザインをともなった高額リノベーションというイメージです。
いまでこそ、リノベーションに積極的に取り組んでいる設計会社さん(設計士さん)もいますが、どちらかというと、別荘・一戸建ての注文住宅が中心で、中古マンションや中古戸建てのリノベーションを主な業務にしている設計事務所は少ない印象です。
ちなみに設計事務所に依頼する場合は契約形態が異なるんです。
施工も請け負うリフォーム・リノベーション会社の場合、契約はその会社一社としますが、設計事務所の場合、設計事務所とは設計契約を、工事の請負契約は施工店と結ぶことが通例です。
このあたりのことは、正直なところわたしも詳しくはないんです^^;
もちろん、『施工会社である工務店は、自分たちで探してください』ということではなく、設計事務所さんが紹介してくれますし、自分たちの設計プランを形にしてくれる工務店さんなので、実績があり信頼している会社さんであることは間違いありません。
わたしもプランをした間取りや設計が施工の段階で思わぬ方向にズレてしまうようなトラブルは避けたいですし、お施主さま側に立って、施工店との間をとりもちながらトラブルが起こらないよなケアをしてくれます。
デメリットは、設計料として提案段階から料金が発生する場合があることです。
小さな工務店や施工会社には、規模が小さく、年間に手がける案件が少ないため、住宅設備や資材の仕入れ価格が割高になることがあります。
リフォーム・リノベーション専門会社の多くは、請負契約までのプラン提案、見積作成までは、無料にしている会社がほとんどです。
お客様にとっては、安心して複数の会社を比較検討できるメリットもありますが、プランの作成や調査には、かなりのコストがかかっているのも事実なんです。最近は、1回目の提案は無料で、以降の変更は、設計料をもらうような料金設定の会社も出てきています。
⑤工務店、施工会社
工務店と聞いて皆さんはどんな印象をお持ちになるでしょうか。
トイレや洗面台の交換、屋根の補修など、小さい規模で、地域に根付いた工事業者というイメージでしょうか。
そのようなイメージも間違いではないのですが、最近は少し様子がことなってきていると私は感じています。
工務店というと、腕のいい職人が、拘りを持って仕事をしているという、イメージがあります。
SNSを活用し、拘りの家づくりをアピールしている会社さんもたくさんあります。
職人さん不足の今の時代では、工務店というのは、貴重な存在になってきている印象さえあります。
また、パナソニックや LIXIL のような大手住宅設備メーカーが工務店や施工店を紹介してくれる紹介サービスも充実しています。
メーカーの施工保証もつけてくれるサービスもありますので、見極めには不安のある場合はそういった会社の中から選ぶと良いかもしれませんね。
以上5つのタイプ別のリフォーム・リノベーション会社について、ざっくりとまとてみました。
最近は、インテリアのテイストや会社取り組みによって、さらに細分化されてきているように感じます。
自分の好みやそれぞれのニーズにあった施工店が探しは、理想のリフォーム・リノベーションへの第一歩です!
リフォーム・リノベーションをお考えのかたになにかヒントになればうれしいです。
_ _ _ _ _ _ _ _ _𓅩
最後まで読んで頂きありがとうございます。