こんにちは。2人の息子と猫1匹と暮らすリフォーム・リノベデザイナーの ai (@aru.home_ai)です。
自邸マンションの解体作業が終了しました。進行中の写真をUPしつつ、リノベーションを検討中の方にむけて、よくお伺いする質問にお答えしたいと思います。
解体工事費、廃材処分費で数十万の見積もりです。
本当にそんなにかかるんですか?
おなじような疑問をもたれている方も多いと思います。
こたえ
解体作業は想像以上にご費用がかかります。
もう少し詳しく説明しますね。
自邸リノベを例にすると、まずは、解体作業に4人×3日の作業日数を要しています。12人工(にんく)と表現することもあります。
要は、12人分の作業費用がかかるということです。
中古マンションで特に厄介なのが直張りフローリングのめくり作業です。
直張りフローリングは、防音の為のラバー材(クッション材)があり、綺麗に剥がさないとあたらしいフローリングが貼れないんです。
ケレン作業なんて呼ばれることもあるんですが、これが結構、手間がかかるんです。スクレーパーという専用の工具を使って、ゴリゴリとこそげ落とす!?感じで、剥がしていきます。
最後の写真にあるような、コンクリートが剥き出している状況になるまで、結構、時間を要します。
次に解体するのは、お部屋を仕切っている、間仕切り壁や天井です。
木軸の場合と軽量鉄骨の場合があります。ただ、叩き壊せばいいというわけではなく、廃材の搬出を念頭におきながら、解体していきます。ビスや釘などもケガをしないよにハンマーなどで叩きながらの作業になります。
ベテランの解体職人は、必要な箇所に切り込みを入れながら、手際良く解体していきます。ただ、力任せに叩き壊せばいいというわけではないんです。特にマンションでの作業では、近隣居住者さんへの配慮もしながらの作業になります。
解体した廃材が袋詰めされている写真があると思いますが、搬出しやすいように、袋つめまでが解体作業の一連の流れになります。これもかなりの時間がかかります。
このように重機などを使わずに手作業で、解体する為、おのずと作業時間と費用がたかくなってきます。
リノベをお考えの方にとって、設備機器や内装材に少しでも予算を割り当てたい気持ちがあるかと思います。(わたしもそうです!)
解体の質によって、あとの大工造作工事の質が決まってくると言っても言い過ぎではないんです。
とはいえ、すこしでも解体のコストを抑えたいですよね。
解決策のひとつとして、解体しない(再利用や下地材の上貼り)する、範囲を相談することです。解体費用+処分費用が抑えられると思いますし、わたしも、再利用できそうな梁下の壁は、できるだけ残しました。
何も形に残らない解体作業ですが、工事初期の大事な作業ということがわかれば、費用がかかる意味もわかり、納得がいきますよね。
解体はリノベーション工事の最初の工程で、とても大切な作業になります。解体範囲をしっかりと把握して、打ち合わせを進めていきましょう٩( ᐛ )و
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。ai
おまけ