こんにちは。2人の息子と猫1匹と暮らすリフォーム・リノベデザイナーの ai （@aru.home_ai)です。
中古マンションを購入し、それをリノベーションすることが、昔に比べてずっと身近な選択肢になったと感じます。
自分の好みに合わせてインテリアや間取りをカスタマイズできることは、大きな魅力の一つですよね！
以前の記事で触れた通り、私も築40年以上の中古マンションを手に入れ、リノベーションの計画を進めています。
これから中古住宅の購入とリノベーションを考えている方々に向けて、物件探しや購入過程で感じたことを、数回に分けてお伝えしていきたいと思います。
物件探し・物件購入の過程でいちばん感じた疑問は、
市場に出ている物件の中では、リノベーション済みの「買取再販」物件が増加しているように感じます。その結果、リノベーションに適した物件（立地が良く、価格が手頃で、竣工以来手が加えられていないもの）は減少しているのではないでしょか！？
です。
買取再販を少し説明しますね。
中古住宅の売買には、家を売りたい人と買いたい人がいて、不動産会社がその取引を仲介します。
売り手は、高くて早く家を売りたいのが普通です。
買い手が個人でも業者でも、不動産の取引においては大きな違いはありません。ただ、速く売りたい売り手にとっては、業者への売却が手続きがスムーズなことが多いです。
買取再販会社は、低価格で家を買い取り、最初に内装や設備をリフォームします。
このリフォームは一般的なもので、費用を抑えられるため、全面的なリノベーションよりも経済的です。
中には、リフォーム済みの家にすぐに住みたいと思う人もいます。
そのため、少し価格が高くても、リフォーム済みの家を選ぶことがメリットと感じられることもあります。
買取再販会社はリフォームで加えた価値を活かして、家をより売りやすくします。
リノベーションを前提に家を探している人は、できるだけ価格が低い物件を望んでいます。
家がどれだけ古くても、解体すればいいので、内部が古くても気にしません。実際、古い内装や設備があれば、迷わずに新しく作り変えることができます。
リノベーションを検討している方々は、まだ手が加えられていない物件を低価格で購入し、予算の大部分をリノベーションに割り当てることを望んでいます。
一方、買取再販業者は中古マンションを迅速に購入し、基本的なリフォームを施した後、高値で売り出すことを目指しています。ここには、それぞれの目的が異なるため矛盾が生じます。
不動産の売買情報については、一般の人々よりも不動産会社の方が先に情報を得ることが多いです。特に人気エリアの築古物件は、再販業者による迅速な買取が行われることがあります。
実際に自分の家探しをしてみて、「これはいいかも」と思った物件は、ほとんどがリフォーム済みで、そのリフォームは設備や内装の簡単な更新にとどまっていました。
これは善し悪しの問題ではなく、単純に市場の状況が変わっているということです。
ひと昔前と比べると、リノベーションを前提にした物件（立地がよく、価格が安い、まだ手が加えられていない物件）を見つけることが難しくなっているのです。
さいごに、では、どのように物件探して行けばいいのかをわたしの実体験を通して３つほどポイントを書いてみたいと思います。
① 不動産屋さんは、地元の不動産会社を中心に問い合わせをする。大手不動産会社も声かけしても良いが、あくまで、中小不動産会社の方が、親身になって物件を探してくれるイメージです。
② 不動産仲介＋リノベを一括して行っている会社も声をかけていいが、得意なリノベのテイストや社風を事前に調べて、できれば相談会や完成見学会に参加して相性がいいか判断してから物件探しを依頼する。
③ 中古マンションは一点ものなので、迷っていてはいい物件があってもすぐ売れてしまいます。焦って購入を決めてることはNGですが、こだわっている条件の６割〜８割程度を満たしていれば、いい物件に出会ったと思って、前向きに物件購入を検討する。
この３つを念頭におきながら、中古物件購入＋リノベーションを進めて行けば、納得が行く物件に出会える可能性が高まるのかなぁと感じました。
以前と比べて家庭の形も、生活の仕方も、働き方まで変わってきていますよね。
それぞれの人が自分らしい暮らしを求める中で、中古物件を購入して自分好みにリノベーションすることが、ますます人気を集めています。
この流れは、これからもどんどん加速すると思います。
みなさんの理想の住まいを実現するために、リノベーションは欠かせない選択肢になっているんです。
リフォーム・リノベーションをお考えのかたになにかヒントになればうれしいです。
＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿𓅩
最後まで読んで頂きありがとうございます。
