築40年の中古マンション購入+リノベーション𓅩自邸リノベ編 Vol.05

こんにちは。2人の息子と猫1匹と暮らすリフォーム・リノベデザイナーの ai (@aru.home_ai)です。

自邸マンションの解体作業がおわり、大工造作を開始しています。

日中には現場に行くことができないので、夜に現場探検してきました٩( ᐛ )و

進行中の写真をUPしつつ、リノベーションを検討中の方にむけて、よくお伺いする質問にお答えしたいと思います。

リノベ完成後に、DIYでこの棚を取付したいのですが、可能でしょうか?
この辺りに、時計をつけたり、絵を飾ったりしたいのですが、できますか?

同じようなギモンをもたれている方も多いと思います。

こたえ

完成後に、DIYで、好きな場所への取り付けは、可能です。ただし、固定のために必要な下地の補強(例:柱がある、ベニヤで仕上げている)が必須です。

もう少し詳しく説明しますね。

中古マンションリノベーションの場合、マンション間柱という40mm*27mmの角材を間仕切り壁の下地に利用します。

写真のように角材を組み合わせて壁の下地をつくっていきます。

柱と柱の間は、約30㎝ピッチです(下地材のサイズが3×6(サブロク)サイズ(90㎝×180㎝)となるため継ぎ目部分が柱上に来るように計算されています)

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このマンション間柱に下地材(石膏ボードやベニヤ板)を貼り付けて、壁下地の完成になります。

主に壁下地材に使われる下地材は、石膏ボードになります。

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この石膏ボードは、簡単にいうと、ネジなどをつかって、重量のあるものを固定することが難しい壁下地です。

できないと思ってもらった方がいいかと思います。

取付を可能にする専用アンカーやピン(専用のくぎ)など、ホームセンターでも市販されていますが、

この場合でも重量物は落下の危険もあるんです。

そのため、下地工事(ベニヤ下地や木下地)を実施をおすすめしています。

下地工事とは、さまざまなケースを想定して、ネジでの止め付けをしっかりとできるように準備しておく工事のことです。

下地材の上から、クロスなどの内装仕上げ材を施工しますので、完成したあとは、石膏ボード下地かベニヤ下地かを判別することは目視ではわかりません。

すべてベニヤ下地にしておけば、どこにでも棚をつけることができるんじゃないですか??と思われますよね。そうなんです、ただし、

補強用のベニヤは、1枚あたりの石膏ボードの5倍から7倍ほどの値段なんです。

つまり、どこもかしこに下地補強工事を実施することは、やれないことはないんですが、コストの増加につながるのでオススメできません

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わたしたちも、お打ち合わせの時に、お部屋に写真や絵画などをたくさん飾られていることを注意してみています。

リノベーション後のお家でも、「このあたりに何か飾りますか?」などのご質問はさせていただきますが、住んでみないとわからないというのが、大方のご意見になります。

では、どうすればいいか?

ある程度、仕上がりイメージができるようになった段階(できれば写真のような間仕切り柱が立っている状態)で、現場に訪問し、完成後のイメージをできるだけ膨らませることです。

もし下地を入れておいてほしい場所があれば、想定でもいいので、早めに担当者に伝えることが大切です。

飾るものによっては、有孔ボードやマグネットが使える内装材など、別の選択肢もご提示できるかと思います。

間取りや設備機器、建具などの色柄や機能に目が行きがちになってしまいますが、新しい家の壁をどのように活かすかも、かんがえてみてください。

リノベーションの楽しみが広がると思います٩( ᐛ )و

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最後まで読んでいただきありがとうございます。ai

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